ども。3HAHAです。
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Yahoo!ニュースで
『優香、シングルマザー役でドラマ主演』
という記事が目に止まり
小説が原作とのことだったので
何となく。久々に物語り読んでみよ。
とドラマの原作を図書館で借りてみました
これが…
大ハマり
ヤフーニュースの記事はほとんど読まず
『やさしい猫』
という題名しか情報を得ずに読み始めたので
ストーリーを全然知りませんでした。
【登場人物】
・ミユキさん…シングルマザー
・マヤちゃん…シングルマザーの娘
・クマラさん…スリランカ人
物語はマヤちゃん(高校生)目線で書かれているため
語彙力のない私でも読みやすく、わかりやすい言葉ばかりで進んでいきます。
また、作者の中島京子さんの描写が素晴らしく何となく読んでいるだけでも情景が事細かに思い浮かべられるところに感動しました。
→例えば、外でピクニックするシーンで『風が吹いていた。ランチマットを水筒で抑えないと飛んでいきそうなくらいの風だった』みたいな言葉で、ストーリーには直接関係ないけど背景が鮮明に想像できる描写が多いせいなのか、どんどん物語に引き込まれていきました。
前半は家族愛が育まれていく様子がとても丁寧に書かれていて、優しく温かな物語りだったのですが
後半で一変します。
ストーリーを全く知らなかった私には衝撃でした。
後半ではなんと、日本の入管制度についてのストーリーが始まります。
複雑な入管制度もこの物語を読んでいるとスッと頭に入ってきて勉強になりました。
私の会社にはベトナム国籍の方がおり、
ちょうど先日『彼女を日本に呼びたいから手続きしてほしい』と申し出がありました。
わたしが対応したわけではなく別の方が対応していたのですが、『彼女呼ぶのに何で会社にお願いするの?手続きが自分でわからないから手伝ってほしいってこと?』とぼんやり思っていましたが、この物語を読んで入管手続きについて理解出来ました。
結局この方は会社の協力も虚しく、彼女を日本に来させてあげることはできませんでした。ビザの許可が下りなかったのです。 下りないことの方が多いとベトナム国籍の方は言っていました。
・会社の在籍証明
・通帳の入出金のコピー
・彼女とのメールのやり取り(←本当に彼女か証明するために提出しろと)
などなどプライベートを大公開したにも関わらず!!!
ちょっと調べてみたのですが
日本のパスポートは最強で、193カ国にビザ(身元証明のようなものを出してもらう許可)無しで、旅行に行けます。※アメリカは186カ国
そのためなのか私には『ビザ』という考え方の意味すらわかりませんでした。
そして入管の制度なんて目から鱗状態でした。
そんなドラマ『やさしい猫』
6月からドラマがスタートします!
ぜひ皆さんに観てほしいです。
ちなみに、
やさしい猫を読んだ後、このベトナム国籍の方の対応をした会社の人と必要書類について話が盛り上がりました。それほど知識つきます。笑